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少ない努力でTOEICリスニング8割を目指す方法

初心者向けTOEICリスニング対策

大学受験を経験した人は少なからず英語の勉強を真面目にしてきた人が多いと思いますが、大学受験とTOEICの英語はまったく異なります。

 

最大の違いは、やはりリスニングだと思います。

 

TOEICは大学受験みたいに2回もナレーターは話してくれませんので、1回聞いてすべてを理解するという作業が必要になります。

 

僕自身、TOEICのリスニングが大嫌いで、TOEICはほとんど受験しない年もありました。

 

今は、安定して85%以上の点数は取れる様になったのですが、そこに至るまでに僕自身がやっていた効率の良い勉強法を紹介します。

 

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発音を完璧にする

まずは、英語の発音を完璧にして下さい。日本語と英語では英語の音の方が複雑です。

 

日本語にはあまりない音が平気で使われますので、それに慣れないと、TOEICリスニングの音声がすべて雑音として脳みそに処理されます。

 

発音は難しい印象を持つ人もいますが、こちらで日本人が苦手な発音にしぼって解説していますので読んでみて下さい。LやRも自分のものに出来るでしょう。

 


単語のリスニングをする

TOEIC800以下の人、すべてにお勧めしたいのですが、TOEICリスニングに取り組む前にまず、TOEIC頻出単語のすべての音に慣れて下さい。

 

具体的に言うと、英単語の文字をまったく見ずに、英単語の音声を聞いただけで、瞬時に日本語訳が浮かぶように訓練してほしいのです。

 

これが簡単に見えて意外と難しいのですよ。

 

下手したら、中学レベルの単語ですら、「え? なんだっけ?」となりますから。

 

逆に言えば、一つ一つの単語のリスニングが出来ないのに、もっと長い英文のリスニングなんてできませんよね。

 

これは単語の勉強にもなりますので結果的にリーディングにも役に立つ勉強法です。

 

書店でも目立つところに置かれている「金のフレーズ」と「銀のフレーズ」は、英単語→フレーズの日本語訳→フレーズという流れの音声になっています。

 

本当は、英単語→単語の日本語訳→フレーズ→フレーズの日本語訳、がリスニングには最適なのですが、こちらの音声でも悪くはないです。

 

また、音声も無料ダウンロードできるので、総合的におすすめです。

 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

もう一つおすすめできるのは、キクタンシリーズです。こちらの方は、英単語→日本語の順番なので、リスニングの勉強になります。

 

ただ、金のフレーズの違いは、このシリーズはリズミカルな音楽が入っていることです。

 

【新形式問題対応/CD-ROM付】 改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 990

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【新形式問題対応/CD-ROM付】 改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 800

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【新形式問題対応/CD-ROM付】  改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 600

【新形式問題対応/CD-ROM付】 改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 600

 

 

キンドル版がありますが、書籍の方がよいでしょう。ただし、金のフレーズよりも値段は高いのです。

 

ちなみに、このキクタンシリーズは大学受験版もあるのですが、そこまで売れていません。

 

しかし、TOEICの方では大人気。これはTOEICがリスニング重視の試験であるからだと思います。

 

学習法

やり方は単純にその音声を流して、音を聞きながら単語を覚えるです。

 

書籍はちらっとチェックするぐらいにして、まずは英単語の音だけ聞いて瞬時に日本語訳が浮かぶように訓練してみましょう。

 

この方法の良い所は、聞き流しでも十分な効果が見込める事です。

 

とにかく通勤時間などを利用して、一つ一つの単語を耳で覚えましょう。

 

音読とディクテーション

先ほどの方法で7割くらい分かってきたら、音読やディクテーションをしてみましょう。

 

シャドーイングもありますが、初心者には難しすぎるので音読で問題ないです。

 

これら音読やディクテーションは非常に面倒くさいので、僕はあまりやったことがなかったのですが、これはやればやるほど効果が出る方法です。

 

しかも、予想以上に早くリスニング力が上がります。

 

僕の場合、この方法を取り入れてわずか4ヶ月でTOEICリスニングは9割の壁を超えました。

 

なぜ音読・ディクテーションは効果があるのか?

日本人は、リスニングが苦手と思っていますが、これは外国人が漢字が難しいと思っているのと良く似ています。

 

日本人は、漢字をどうやって習得しましたか?

 

もちろん、漢字ドリルを使って、漢字を見ながらひたすら書き取りをしましたね。

 

実は、そのおかげで日本人は、あらゆるタイプの漢字を見ても、正確に漢字を認識できるのです。

 

どれだけ文字が汚くて歪んでいても、漢字を漢字として認識できるのは、書き取りをしたからです。

 

それと一緒で、音読やディクテーションをやれば、ネイティブの分かりにくい発音でも聞けるようになっていきます。

 

不思議ですが脳みそはそのように出来ています。

 

僕は、音読とディクテーションはスタディサプリでやりました。スマホでディクテーションが出来るのが良かったです。

 

通常の書籍なら、少なくとも模試5回分くらいをディクテーションと音読してみると良いと思います。

 

こちらは内容が充実してるわりに安いので、おすすめです。もちろん公式問題集でも構いません。

 

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)

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  • 作者: 加藤優,野村知也,小林美和,Bradley Towle,中村紳一郎,Susan Anderton
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2017/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

片手で持てる特急シリーズもいいですよ。

 

TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング (TOEIC TEST 特急シリーズ)

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TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST 特急シリーズ)

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TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ)

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どうしても音読やディクテーションが嫌いな場合

効率を考えればあまりおすすめはしませんが、声を出して練習するとか、いちいち英語を書き出すのが嫌な人は、こちらの書籍がおすすめです。

 

 

 

実際、ネイティブがどのように発音をしているのかを学ぶことができます。 英語の特徴の1つに、「英文通りに発音してくれない」というのがあります。

 

これが日本人がリスニングを苦手とする最大の原因でもあります。

 

この本は、実際のネイティブはどう発音しているのかを詳しく解説しています。

 

しかし、それでも音読やディクテーションをおすすめしますけどね。

 

同じ筆者が作った模試もありますが、こちらはリスニングパートで実際にネイティブがどう発音したのかを解説のところで詳しく説明しています。

 

CD2枚付 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試1[600点突破レベル]

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CD2枚付 世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試2[800点突破レベル]

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英文の下に、カタカナで実際の発音を丁寧に書いてくれるので、そういった勉強がしたい人にはおすすめです。

 

 少ない努力で頑張ろう

TOEICのリスニング対策にはほかにはTEDを聞くなどもありますが、これは上級者向けでお勧めしません。

 

今回は、英語があまり好きじゃない人でも最短距離で8割を目指す方法を紹介しました。

 

①発音の習得

②単語の音の習得

③長文の音の習得

 

の順番でやれば、どの言語も効率よくマスター出来ます。

 

2ヶ月くらいやれば大分変わると思いますよ。

 

もしよかったら試して下さい。 

 

TOEIC満点が教えるリーディング満点の対策(Part7の対策)

TOEICリーディング満点対策

僕自身はTOEICで満点は取ったことがありませんし、TOEICリーディングの満点経験もありません。

 

そこまでTOEIC満点を取りたいとも思っていません。

 

ただ、僕が今教えてもらっている先生(TOEIC満点講師)がよくTOEIC満点を目指している人向けに言っているアドバイスがあり、それがためになりそうなのでブログに書こうと思います。

 

先生からの許可は頂いております。

 

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まずは800点を取ろう

その前に、この方法はTOEICですでに8割以上のスコアを取れる人向けのものなので、そうじゃない人はまずTOEIC800越えを目指してください。

 

TOEIC800点以上は、公式問題集を繰り返して解いたり、テクニック本を読んでみれば誰でも取れるようになります。

 

僕はスタディサプリを1か月半しただけで、TOEIC800点を取れました。

 

 

TOEIC800点を取れる人は、リスニング・文法・リーディングでがっちり基礎ができており、応用問題も多少は点を取れるという実力者です。

 

特にリーディングは時間が足りなくて、間に合わなかったということもほとんどない人のはずです。

 

そういった実力がある人じゃないとこのアドバイスは意味がないようです。

 

ゆっくり問題を解こう

文法問題はひとまず置いといて、長文問題のアドバイスだけ話します。

 

先生のアドバイスは単純で、ゆっくり、そして丁寧に問題を解きなさいというものです。

 

元々、英文を読むスピード自体は速いのですが、設問を解くときに抜けがあったり、確認不足があるのが800点台の人たちであり、速読の練習をするよりは、あえて問題を丁寧に解くほうが良いと勧めています。

 

間違いはなぜ間違いなのかも解説してみる

TOEICは4つの選択問題なので、何となく感覚で選んで解いても正解になるときがあるのですが、それが学習者の障害になるのだそうです。

 

リスニングはすべてを丁寧に聞く必要はなく、キーワードを拾えさえすれば良いのですが、リーディングはそれでは高得点は取れません。

 

センター国語や大学入試の現代文の対策と同じように、どこに根拠があるのかを丁寧に探す訓練をしなければいけないそうです。

 

そして、できれば間違いの選択肢がなぜ間違いなのかも解説してほしいと言うのです。

 

TOEICの間違った選択肢には以下のようなパターンがあります。

 

①本文に全く書かれていない

②部分的に正しいが、残りは明らかな間違い

③正しそうだが、言い過ぎ・大げさな表現

④正しそうだが、他の選択肢と比べて根拠が薄い

 

特に、③と④の選択肢はやっかいで、こういった選択肢があっても、ちゃんと正解できるかどうかでリーディングのスコアは大きく変わるみたいです。

 

ただし、注意してほしいのは、あくまで丁寧にゆっくりやるのは、問題を解くときだけであり、本文を読むこと自体はいつも通りのスピードで取り組んでほしいそうです。

 

英検1級の語彙力を付けよう

また、先生はできれば英検1級の語彙力も身に着けてほしいそうです。おすすめの単語帳はパス単です。

 

英検1級でる順パス単 (旺文社英検書)

英検1級でる順パス単 (旺文社英検書)

 

 

「なぜTOEICなのに1級?」と思うでしょうが、英検1級の単語を覚えると、小説や映画などが楽しめるレベルの語彙力、つまりあらゆる場面で使える語彙をマスターできるので、当然TOEICでも応用できるのだそうです。

 

僕もかなり勧められて、いやいや暗記を始めていますが、意外とTOEICにも1級の単語が出るときがあり、確かに知らないよりは知ってたほうがいいかもと最近は思っています。

 

金のフレーズなどをマスターした人は、英検1級のパス単もチャレンジしてみてください。

 

難易度の高い問題を解こう

そして、当たり前ではありますが、やはり難易度の高い問題集の購入をお勧めしています。

 

本番と同じ形式だけど本番よりも難しい問題を解いてみるのです。

 

僕はこちらの本をとりあえず勧められて、すでに購入済みです。

 

【新形式問題対応】 TOEIC(R)テスト リーディングだけ 300問

【新形式問題対応】 TOEIC(R)テスト リーディングだけ 300問

 

 

TOEIC大国韓国の会社が作成した本番よりも難易度が高い問題集です。ぜんぶでリーディング3回分あり、どの問題もいい意味で手ごわいです。

 

TOEIC(R) テスト BEYOND 990 超上級リーディング 7つのコアスキル

TOEIC(R) テスト BEYOND 990 超上級リーディング 7つのコアスキル

 

 

こちらは僕はまだ購入していませんが、先生はお勧めしています。

 

TOEIC L&Rテスト でる模試 リーディング700問

TOEIC L&Rテスト でる模試 リーディング700問

 

 

これは先ほど紹介した韓国の会社が作った別の問題集です。

 

後は、990点向けのTOEIC対策本もおすすめしています。

 

もちろん、これら紹介した本じゃじゃなくて自分が好きなものでもいいそうです。とにかく、大切なことは丁寧に問題を解くことだそうです。

 

参考になったでしょうか?

 

もしもTOEIC900越えや満点を狙っている人がいたら、この記事を紹介してみてください。

1ヶ月半でTOEIC800達成! スタディサプリと市販の問題集の違いとは?

TOEICを久しぶりにチャレンジ

転職活動に興味があり、その一環としてTOEICの勉強を始めました。

 

TOEICは大学時代に少しだけ勉強して留学経験もあったので、700点台は取ったことがあります。

 

しかし、社会人になってからはオンライン英会話は半年だけしていましたが、TOEICの勉強は全くしていませんでした。その時の実力は600点台でした。

 

大学時代は、TOEICで高スコアを取っていた友達や先輩がいて、中には900点超えの人もちらほらいました。

 

そこで、僕もできれば900点は超えてみたいなと考えて、再び勉強を始めたのです。

 

スタディサプリTOEICを選んだ

さっそくTOEICを始めようと思ったとき、どの教材がいいか考えましたが、なるべく効率的にかつ早くスコアを上げたいと考えたので、リクルートのスタディサプリを選びました。

 

スタディサプリの評判が良いことはなんとなく知っており、月3000円程度で気楽に勉強できるなら悪くないかなと考えたからです。

 

その結果、わずか1か月半でTOEIC800点を超えることに成功し、この選択は間違いではありませんでした。

 

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けど、市販の本でも行けるのでは?

この記事を読んでいるあなたは、TOEICのスコアを上げたいと思っているはずです。

 

けど、月3000円も払ってまでやらなくても、TOEICのスコアは十分上がるのでは?とも思っているのではないでしょうか。

 

はっきり言いましょう。ずばりその通りです。

 

アプリなんかに頼らなくても、高スコアをたたき出した人は確かにいますし、最近のTOEIC対策本はどれもしっかりした構成になっています。

 

市販の書籍を使う際は、

 

例えばリスニングでは

 

①問題を自分で解く

②解いた問題の答え合わせをする

③間違った問題の解説を読む

④問題に知らない単語があればチェックをして、それを覚える

 

は必ずする必要がありますね。さらにしっかり勉強している人なら

 

⑤問題をもう一度聞いてディクテーションをする。

ディクテーションはリスニングで流れた英語を英文に書き起こすことです。ディクテーションはリスニングの訓練に効果的だと言われています。

 

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⑥問題を音読する

音読もリスニング力を上げるのに効果的と言われています。

 

 

リーディングでは

①問題を自分で解く

②解いた問題の答え合わせをする

③間違った問題の解説を読む

④問題に知らない単語があればチェックをして、それを覚える

 

さらにしっかりした人なら

 

⑤問題の英文の一文一文を日本語の訳を見ながら、意味をしっかり把握する。

⑥問題の英文を音読する

 

もしているはずです。

 

え? そんな作業は面倒くさい?

 

スタディサプリの良いところ

実はスタディサプリは、上に書いた市販の問題集の勉強方法とやっていることはほとんど変わりません。

 

僕はスタディサプリは、テクニックを教えてくれるアプリだと勝手に思い込んでいましたが、実は意外と正攻法の勉強でTOEICを攻略するアプリなのです。

 

では、市販の問題集とスタディサプリの違いは何かと言うと、販の問題集では面倒な作業をアプリで簡単にしてくれることなんです。

 

例えば、スタディサプリの場合だと

 

リスニングは

 

①問題を自分で解く

②解いた問題の答え合わせをアプリが自動でする

③間違った問題の解説を読む

④問題にあった単語をアプリで単語テストをする。 

⑤問題をもう一度聞いてアプリでディクテーションをする。

⑥問題を音読する。その際、アプリで自分の声を録音できる。

 

となるわけです。市販の本だと面倒な答え合わせや単語を覚える作業はアプリでは自動でできます。

 

また、ディクテーションも紙とペンを用意する必要はなく、アプリに打ち込むだけでできます。

 

リーディングの場合

①問題を自分で解く

②解いた問題の答え合わせをアプリが自動でする

③間違った問題の解説を読む

④問題にあった単語をアプリで単語テストをする。 

アプリでは問題の英文の一文一文に日本語訳がついており、英文の意味を丁寧に把握できる。

⑥問題を音読する。その際、アプリで自分の声を録音できる。

⑦おまけに、リーディングにもネイティブによる文章読み上げ機能があり、リスニングの勉強になる。

 

となります。

 

さらに、スマホ学習なので片手で操作ができますので、スキマ時間や寝転びながら勉強もできるわけです。

 

その結果、飽きやすい僕でも何だかんだ合計144時間以上の学習ができました。

 

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最近は英検1級の勉強も始めたので、TOEICの勉強時間は減っていますが、800点以上を目指すなら間違いなく一度は試してほしいアプリです。 

 

TOEIC満点の人の解き方が分かる

このアプリの良いところは、動画での講義も付いていることです。TOEIC満点の関先生の講義は確かに分かりやすいですね。

 

特に暗記をなるべくしない文法の講義は一度は聞いてみたほうがいいと思います。

 

 

しかし、それ以上に参考になったなと思うところは、TOEICで高いスコアを出している人が実際にどのような感覚で解いているのかを知れたことです。

 

例えば、あなたはTOEIC900点超えの人は、リスニングのPART1は満点を取っていると思い込んでいませんか? 僕は思い込んでいました。

 

けど、このPART1にはたまに難問が紛れ込んでおり、TOEIC900点超えの人でも間違うことがあるのです。信じられません。

 

また、満点を取る人でもリーディングは必ずしも自信をもって、間違いなくこれが正解だと思って解いているわけでもないのです。

 

つまり、消去法で解くこともあるのです。これは正直意外でした。

 

満点を取る人でもたまにTOEICで知らない単語に出会うこともあるようです。

 

これは関先生ではありませんが、TOEICで満点を取ったユーチューバーがどんな感じで問題を解いているかを公開していますが、こういう情報は勉強していくうで参考になります。

 

 

ですので、このアプリでTOEIC満点の人ならではの視点が知れるのはありがたいですね。

 

TOEICはお金がかかる・・・

スタディサプリ以外でおすすめの勉強法は、TOEICの公式問題集を買うことです。

 

現在販売されている公式問題集をすべて購入して、何回も繰り返して解いてみたり、音読したりします。

 

ただ、それだけだと単語力がつかないので、金のフレーズなどの単語帳の購入もおすすめされています。

 

高校レベルの文法力さえあれば、たったこれだけで、TOEIC800点を超えることが可能なのです。

 

ただし、公式問題集は非常に値段が高いことがネックです。

 

1冊3000円もします。現在、4つの公式問題集があるので、すべて購入すれば1万2000円になります。

 

つまり、スタディサプリでも公式問題集でも短期間でスコアを上げたい場合は、ある程度の投資はやむを得ないと思います。

 

スタディサプリは1年コースで合計3万円になりますが、スマホでいつでも勉強できるし、動画講義もあるので、この値段には納得しています。

 

どちらでもいいので、自分の予算と相談して購入することをお勧めします。

 

スタディサプリTOEIC

 

 

公式問題集

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

 

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

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  • 作者: Educational Testing Service
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公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

 

 

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 4

 

 

 単語帳

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

TOEICで使えるイギリス訛りとアメリカ訛りの違い

イギリス訛りとアメリカ訛り

この記事はあくまでTOEICで役立ってほしいと思って書いたものであり、決してアメリカ人とイギリス人を馬鹿にしたり、どちらが良いかとか論ずるものではありません。

 

また、この記事を読めば、何となくイギリス訛りの英語とアメリカ訛りの英語のモノマネもできるようになると思います。

 

ただ、それをネイティブの目の前で披露するのはやめたほうがいいでしょう。アメリカ人全員がアメリカ訛りなわけじゃないからです。

 

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あくまでTOEICというアジアで行っているテスト対策のための記事ということを忘れないようにしてください。

 

また、これは僕の独断と偏見があることも考慮してください。

 

アメリカ英語の特徴

それでは、まずアメリカ英語の特徴を考察します。

 

①母音を少しにごらして喋る

アメリカの母音は基本的に母音を少しにごらせて話します。「アイウエオ」があった場合、実際は「ア” イ” ウ” エ” オ”」と言いがちです。

 

特に、「ア」と「エ」と「オ」は、ほぼにごして話しています。

 

I have a pen.(アイ ハヴァ ペン)

 

だと、大体

 

「ア”イ ハヴァ” ぺェ”ン」みたいになります。かなり大げさに書いていますが。

 

②子音を強調して話す

イギリス英語と比べると子音をはっきり言ってくれます。特にRの発音はかなり強調して言います。

 

Are you all right?(アー ユー オール ライト)

 

だと

 

「ア”ーゥ ユー オ”ール ゥラ”イト」

 

みたいになりがちです。

 

③tをdと発音するときがある

アメリカ人はwaterを「ウォーター」と発音してくれません。「ウォ”ーダー」と発音することが多いです。letterも「レター」じゃなくて「レダー」です。

 

アメリカ英語の聞きにくい点

子音をはっきり言ってくれるのはありがたいのですが、母音が濁っているので聞きにくい時があります。

 

リスニングに慣れていないと、「ア”」「エ”」「オ”」はどれも同じ音にしか聞こえないでしょう。

 

最悪の場合、ゆっくり喋ってくれてるのに、たった一単語だけ言ってるのに、日本人は何を言っているか分からない時さえあるかもしれません。

 

対策としては、リスニングの際、上記で指摘した特徴を意識しながら聞くしかないでしょう。

 

そして、音読・シャドーイングで慣れましょう。

 

イギリス英語の特徴

 続いて、イギリス英語の特徴を上げます。

 

①母音はそのまま発音する

アメリカと違ってイギリスの場合、母音を素直にそのまま発音してくれることが多いです。にごりはないです。

 

waterは「ウォーター」と発音します。

 

その点はありがたいですよね。

 

だから、イギリス英語はめっちゃ聞きやすい。

 

と思ったら大間違いです。

 

②母音を強調しすぎて子音が小さい

イギリス英語の特徴は、逆に母音をはっきり言おうとして、子音の発音がおまけみたいになってしまうことにあります。

 

イギリス英語は、母音主導で喋ってると言ってもいいくらいです。

 

例えば、

 

I have a pen.

 

 

I have a pen.

 

と母音を強調して話します。

 

そのため、リスニングに慣れていないと子音の音を聞き逃がすことが多いです。

 

ただし、ゆっくり話してくれさえすれば、意外と何を言っているのかは分かることが多いです。

 

イギリス英語では、「can't」は「カント」と発音しますが、これも母音をはっきり発音するためにこのような発音になっていると考えられます。

 

どちらの訛りが聞きやすい?

どちらも聞きやすい部分もあれば、聞きにくい部分もあります。TOEICはどちらの訛りも出るので、どちらも対策するしかないでしょう。

 

アメリカ英語を聞くときは、子音を追うように聞けば意外と理解できるときがあります。

 

イギリス英語を聞くときは、母音を追うように聞けば分かるときがあります。

 

しかし、練習はかならず必要でしょう。

 

どちらの英語がマネしやすい?

僕はイギリス英語のほうがマネしやすいと思います。日本語は、必ず子音+母音で発音する言語なので、母音を強調するイギリス英語は比較的マネしやすいと考えています。

 

逆にアメリカ英語は子音を強調する上、母音もにごすので、かなり訓練しないといけません。

 

ただ、日本人の場合、現実的にはどちらのアクセントでもないしゃべり方が一番話しやすそうな気がします。

 

その他の訛り

TOEICでは、以下の順番で聞きやすいです。

 

①カナダ英語

カナダは良い意味で、アメリカ英語とイギリス英語の影響を受けており、子音をはっきり言ってくれると同時に母音もクリアーに発音してくれます。

 

②アメリカ英語

こちらは洋画とかで慣れているので、聞きやすく感じることが多いでしょう。

 

③イギリス英語

難しく感じると思います。

 

④オーストラリア英語

オーストラリア英語は失礼ですが、悪い意味でアメリカ英語とイギリス英語の特徴を持ち合わせており、母音もにごすときもあれば、子音もはっきり言ってくれない時があります。特にRの発音は実質「ア」しか言わない時もあり、かなりの慣れが必要です。

 

参考になりましたでしょうか。

もしよければシェアお願いします。

 

 

TOEIC?TESTリスニングパート4か国の発音聴き比べ: 【無料音声DL付き】 (ナラボープレスブックス)

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前置詞atのイメージは「点」だけではありません

前置詞のat

前置詞のatは、中学で必ず習う英単語であり、知らない人はいないでしょう。@マークの@が実はatの略であるのは知っていたでしょうか。

 

しかし、日本人がこのatを学ぶときは必ずつまづきます。

 

例えば、あなたは「at」と「in」の違いが分かるでしょうか。

 

たぶん、ネイティブでもうまく説明できる人っていないと思います。

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しかも、atはイディオムでもたくさん使われており、特に大学受験の英語では膨大なイディオムを暗記しなくてはいけません。

 

atの核の意味は「点」ですが・・・

atの核の意味はなんでしょうか。それは「点」です。これは文法書にも載っていますし、学校の先生や予備校講師が説明してくれたかもしれません。

 

例えば、

 

look at the picture!(その絵を見て!)

 

という英文では、絵を点のように捉えて、その点をlookしなさいと命令していることになります。

 

他の例を上げます。

 

I am at Tokyo station.(私は東京駅にいます)

 

この場合、東京駅を点と捉えて、「私は東京駅という点にいる」という意味になるわけです。

 

しかし、この説明はなんだかこじつけのような感じがしますし、正直もう一つの前置詞「in」とどう違うのかもいまいちピンと来ません・・・。

 

atは「一時的」という意味もある

実は、atには「点」だけではなく「一時的」というニュアンスもあるんじゃないかと僕は考えています。

 

I get up at 8 o'clock.(私は8時に起きます)

 

atはこのように時間を表現するときに使われますが、atが「一時的」というニュアンスがあると分かれば、意外とすんなり理解できます。1日という長い時間では、8時ちょうどは一時的でしかありません。このような一時的なものにatが使われます。

 

I am at Tokyo station.(私は東京駅にいます)

 

東京駅に生まれてから死ぬまでずっと住んでいる人はいませんよね。東京駅は「一時的に」しか使われません。

 

atは場所を表しますが、このような一時的な使い方しか思いつかない場所に特によく使われます。「in」と違い、「at」は一時的な要素が強いのです。

 

I am at school.(私は学校にいます)

学校も一時的にしか使わないので、atでいいわけです。

 

I am at home.(私は自宅にいます)

「なぜ自宅でもatなの?」と思う人もいるかもしれませんが、普通学校や会社に行っているなら、自宅ですら一時的な場所と捉えるのが英語の世界のようです。

 

ここからはTOEICによく出る表現を取り上げます。

 

a bus arrives at 20‐minute intervals(バスは20分おきに到着します)

intervalは間隔という意味です。20分経つと一時的にバスが到着し、さらに20分経つと一時的に到着するというわけですね。

 

at half price(半額で)

atはこのような値段にも使われます。これも価格というものが一時的な要素があるからだと考えられます。株やFXの経験があれば、株価や通貨は時間によって変わることは知っていると思います。近所のスーパーでも一時的に弁当に半額シールを貼ったりしますね。

 

at issue(争点になっている)

争点のような一時的なニュアンスがある場合、atが好まれます。

 

at your convenience(あなたの都合の良い時に)

あなたにとって、なんでもできる都合の良い時間は、一時的な時間しかないと思いませんか?

 

at your disposal(あなたの思いのままに)

サービスで、なんでもあなたの言うことを聞くのは、一時的な時しかありませんね。

 

at random(無作為に)

randamとは日本語でも「ランダム」という意味で輸入されています。いつでもランダムな状態はありえないので、atをつけて一時的なニュアンスを与えます。

 

at the latest(遅くとも)

the latestは一番遅いという意味です。これにatを付けることで、一番遅い状態を一時的にするというニュアンスになり、「遅くとも」となります。

 

at your own risk(あなたの責任で)

仕事のすべてをあなたの責任にはできません。atを付けて「一時的にあなたの責任である」となります。

 

atは思ったよりも簡単です

このようにatはコツさえつかめば、かなり簡単な前置詞です。この知識を使って、ぜひTOEICで活用してください。

 

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

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絵でわかる英文法イメージハンドブック

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TOEIC満点が教える進化論からみた英語学習法

TOEIC満点のオピニオン

これは僕の意見ではありませんが、僕に英語指導をしてくれる先生から聞いた話です。先生はTOEIC満点、英検1級、ほとんどネイティブクラスの英語の実力者です。

 

この英語ブログを書こうと思ったのも、その先生からのアドバイスから始まっています。

 

その先生は生物学を少しかじったことがあり、科学的な証明は得られていないものの、どうやって人間は言語を獲得したのかを独自の視点から分析しています。

 

その分析が結構面白く、また英語学習の参考にもなるので、ブログに書くことにしました。

 

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人間は最初は鳴くだけの動物だった

元々、人間は他の動物と一緒で複雑なコミュニケーションではなく、ただ鳴くだけの存在でした。

 

単純なやり取りで良ければ、これだけでも十分でした。

 

ただ、人間は脳みその進化に伴い、その鳴き声だけでは十分じゃないことに気づきました。

 

そこで、鳴き声に複雑なルールを組み込んで、より細かい部分までコミュニケーションができるように発達したのです。

 

文法の誕生

先生によれば、そのルールが文法なのだそうです。厳密には状況に応じてどのように言葉を使うかという細かいルールも含めて文法と考えています。(例:「おはよう」は夕方には使わない)

 

これが人間の言語の成り立ちなのです。

 

複雑な語彙の誕生

さらに、発展した人類は音+文法でも十分なコミュニケーションは難しいと気づきました。

 

「この犬はかわいい」

 

を例に出すと、かわいいという気持ちは誰にもありますが、その程度が人それぞれで全く違うわけです。

 

だから、「少しかわいい」「めっちゃかわいい」「抱きしめたいほどかわいい」「猫よりかわいい」と自分の気持ちをより正確に伝えるために、人類は語彙あるいは表現力を発達させたのです。

 

つまり、人間は音と文法で厳密に定義された言語を使いながら、自分の気持ちを重ねているのです。

 

そのため、どの言語も語彙が多くなってしまうし、人それぞれで考えが違うので、無限にあたらしい言葉が生まれるというわけです。

 

だから、言語を大きく3つに分けるなら、次の変数があるのです。

 

①音
②文法
③気持ち

 

音と文法のルールを厳密に守りながら、自分の気持ちを正確に伝えるのが言語なのです。

 

以上が先生の意見なのですが、大方納得できるんじゃないでしょうか。

 

英語学習に応用する場合

以上の理論を踏まえて、先生がおすすめする学習を紹介します。

 

まず音の訓練をする。聞いた瞬間に何を言っているか分かるレベルまで高めるのです。

 

次に、文法。これも英文を見た瞬間に文法間違いや穴埋め問題が分かるレベルまで高めます。

 

この2つができるようになったら、語彙を増やす訓練をすればいいそうです。

 

また、語彙習得の際は、その言葉がどのような気持ちあるいは文脈で使われるのかが分かれば、より良いそうですよ。

 

ただ、これはTOEICでいうなら950以上の世界の話ですね。

 

先生によれば、とりあえず音を完璧にするだけでも英語学習は非常に楽になると言っています。

 

単語の暗記

先生によれば、人間が新しい言葉を覚えるときは、脳みそは必ず次の変数で言葉の定義をするそうです。

 

①音はどうなっているのか
②文法的にどう使えるのか
③気持ち・文脈ではどう使えるのか

 

①と②の基礎がおろそかだとやはり習得に遅れが生じるそうです。特に日本語・韓国語の話者が言語的距離がある英語を学ぶときは遅れがちだそうです。

 

①あるいは②に近い言語は習得が楽らしいです。

 

具体例
日本語では、英語の「サンキュー」は輸入されていますが、英語とは違った定義が与えられています。

 

①thの発音は除外しsに変える:thank you→sank you

②「サンキューね」「まじでサンキューだわ」と使えるので英語にはない文法の定義がある

③英語とは明らかに違う気持ち・文脈で使う 例:ビジネスで「サンキューね」は使えない。英語ではもちろん使える。

 

このように先生は、言語を分析しています。この理論が科学的な証明が得られる日が来るといいですね。

 

よければシェアをお願いします。

 

 

 

英語の発音の7割は日本語にあることを証明する

英語の発音の重要性

この記事を見てくれたあなたはおそらく英語学習にある程度興味がある方でしょう。そして、英語学習ではリスニングにしろスピーキングにしろ、発音が重要であることを何となく理解されていると思います。

 

そこで、まず改めて英語の発音の練習が一体どのように役立つのかをここでまとめてみます。

 

メリットその1:リスニングが得意になる

当然ですが、あなたの耳が英語の発音に敏感になればなるほど、英語のリスニング力が伸びます。

 

メリットその2:スピーキング力が上がる

日本人の英語は残念なことに、いまだに「カタカナ英語」を話す人が多く、外国人にはなかなか理解されません。自分がいくらネイティブぽい発音をしても、外国人が理解してくれない時は心が折れそうになりますね。発音はスピーキングに役に立ちます。

 

メリットその3:速読ができる

さきほど紹介したメリットはすでに知っている人も多いと思いますが、実は発音と英語の速読は大きな関係があったのは知っていましたでしょうか。 え? なんで? と考えてしまう人のほうが多いと思います。こちらは詳しく説明します。

 

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まず、日本人が英語を読む場合、「カタカナ英語」で読む人が多いわけですが、これが英文解釈の大きな邪魔になるんです。簡単な英文を上げますと、

 

This is a pen.

 

さて、これをあなたは何て発音しますか。「ディス イズ ア ペン」だった人は残念ながらカタカナ英語の人です。

 

けど、「ディスイザペン」と発音できた人はネイティブに近い発音ができているはずです。

 

両者を比べましょう。

 

「ディス イズ ア ペン」

「ディスイザペン」

 

同じ文章でも、ネイティブに近い発音のほうが短いですね。このようにネイティブの発音は長い年月をかけて、文章を読むときに効率的に開発されてきたので、ネイティブぽい発音ができるだけでも速読ができるのです。

 

「なんだかしっくりこない」と思う人もいると思うので、今度は日本語を例に出しましょう。

 

日本語の文章をなんでもいいので、コテコテの外国人訛りの発音で読んでみてください。

 

「ワターシ、ニホンゴ、ハナセマセーン」という感じです。

 

読んでみましたか?

 

では、質問したいのですが、あなたが普段読む日本語のスピードと比べて2倍以上読むスピードが落ちませんでしたでしょうか? ほとんどの場合、日本語の文章は日本人の発音で読むのが一番早いのです。

 

僕は、この外国訛りで速読をしようとしましたが、速読をしようとすればするほど、元の日本人の発音になっていくことに気づき、やはり日本人の発音が一番効率的なんだなと改めて思いました。

 

もちろん、速読には語彙力や文法力も必要ですが、それと同じくらい発音も大事なのです。

 

日本人は英語の発音苦手と思ってませんか?

先ほどは、英語の発音がどれだけ役に立つかを話しました。しかし、日本人の多くは自分は発音が苦手だと思い込んでいます。

 

確かに、ネイティブと比べたら下手なのは事実です。しかし、日本語の発音と英語の発音はそこまで大差がないと僕は思うのです。

 

というより、日本人は無意識に英語にある発音や英語に近い発音をすることがあります。そのことを多くの日本人が気づいていないだけです。

 

そこで、この記事では英語の発音の多くは日本語の発音の仕方で十分できるということを証明したいと思います。

 

ただし、すべての発音をここで書くと文章が長くなるので、LやRの発音のような日本人が特に苦手意識を持っているものに絞りたいと思います。

 

Lの発音

日本人はLの発音が苦手だと思う人が多いです。また、外国人も日本人はLをRと発音すると考える人もいます。

 

確かに、英語のLの発音は独特でその舌の使い方は日本語の「ラ行」にはありません。

 

しかし、ちょっと工夫するだけで日本人でもすぐできるようになります。

 

やり方

まず、あなたは「ナ」と発音できますか。もちろん、日本人ですから、「ナニヌネノ」の「ナ」の発音は簡単です。

 

では、次にその「ナ」を強く発音してください。腹に力を入れて「ナッ」という感じです。

 

次に、その「ナッ」を10回言ってみてください。

 

できましたか?

 

では、その「ナッ」の発音をしたとき、あなたの舌はどう動いていましたか?

 

おそらく、あなたの舌は歯茎の下を押し付けるように動いていたはずです。

 

実は、この強い「ナッ」の舌の動きと「L」の舌の動きはかなり似ています。

 

練習

次は、「ナッ」を10回言った後、その舌の動きのまま「ラッ」と発音してみてください。

 

これがLの発音です。もちろん練習は必要かもしれませんが、多くの方ができるようになると思います。

 

この「ラッ」の発音が慣れたら、その舌の動きを意識しながら「ラッ」「リッ」「ルッ」「レッ」「ロッ」と発音しましょう。

 

これであなたはLの発音を自分のものにしました。

 

Rの発音

Rの発音はLよりも習得に時間がかかりますが、以下の方法でトライしてみましょう。

 

やり方

猫の鳴きまねをしてください。猫っぽく「ニャーウ」と言ってください。「ニャー」じゃなくて、「ニャーウ」と言ってくださいね。

 

それを大きな声で10回言ってみましょう。

 

実は、猫っぽく「ニャーウ」と言ったときの舌の動きは、英語のRの舌の動きとよく似ています。

 

「ニャーウ」と発音すると、口の中で舌が大きく動いているのが分かりますが、Rの発音もこれくらい動くのです。

 

練習

「ニャーウ」の舌の動きのまま、次は「アール」と言ってみましょう。少し練習が必要と思いますが慣れてください。それがRの発音です。「ニャーウ」「アール」「ニャーウ」「アール」と交互に言えばすぐに慣れるでしょう。

 

さらに慣れてきたら、その舌の動きのまま「ラリルレロ」を言ってください。これが自然にできるようになるまで頑張りましょう。「ラーゥ、リーゥ、ルーゥ、レーゥ、ローゥ」とあえてカタカナで書くならこのような言い方に近くなっていれば成功です。

 

Thの発音

Thの発音は日本語にはないものです。ただ、英語を少し勉強したら分かりますが、LやRと比べるとマスターする難易度がかなり低く、あまり気にしなくていいです。

 

やり方

舌の先っぽで、上の前歯の先っぽをぺろぺろ舐めてください。

 

次に、ぺろぺろ舐めた状態のまま、口から息を吐いてください。

 

その時、「スー」という音が出たら成功です。

 

練習

ぺろぺろ舐めたまま「スー」と音が出たら、今度は舌を固定した状態で同じ「スー」の音が出るようにチャレンジして下さい。それがThの正しい発音です。

 

慣れてきたら、その音で「サシスセソ」と何度も言って練習しましょう。

 

それもできるようになったら、今度はその舌で「ザジズゼゾ」も言いましょう。

 

FとVの発音

日本語にない音ですが、マスターするのが一番簡単な発音です。

 

やり方

上の前歯で、下唇を噛んでください。その状態のまま口から息を吐いてください。

 

すると、空気が抜けるような音で「フー」という音がします。それがFの発音です。

 

練習

ある程度慣れてきたら、「ファ フィ フゥ フェ フォ」と発音してみましょう。

 

さらに慣れてきたら、「ブァ ブィ ブゥ ブェ ブォ」と発音してください。これがVの発音です。

 

ngの発音

英語の「ン」の発音は二種類あります。1つは「n」で、これは日本語の「ん」と同じです。そしてもう1つは「ng」です。

 

nは理解できてもngはよく分からない人が多いと思います。

 

ただ、ngの発音は日本語でも意外と使われます。「案外」の「ん」はngであり、「案内」の「ん」はnの発音です。

 

ただ、この知識のみでスピーキングで正しくngの発音ができるのかというとそうは行きません。

 

やり方

そこで、まず案外と案内の発音を交互に言ってみてください。

 

両者の違いが分かりましたでしょうか。実は、案外と発音するときは、鼻に力を入れています。一方、案内の発音の時は鼻に何も力が入っていません。

 

ngの発音をするときは鼻に力を入れ、nの発音は鼻に力を入れないのです。

 

これも練習を繰り返して自分のものにしてください。

 

英語の母音の発音

日本人が苦手な子音の発音を最初に書きました。しかし、英語は母音も日本語よりも種類が多く、むしろLやRよりも母音のほうが難しいと言う人もいるくらいです。

 

その中でも特に難しいのが、「ア」の発音です。

 

英語の「ア」の発音は大きく4種類あり、ネイティブはこれらの発音をちゃんと聞き分けます。一方、日本人はこれらの発音をすべて「ア」と発音するため、日本人の英語が何を言っているのか分からないと思われるのです。

 

そこで、ここでは「ア」のすべての発音を習得するコツを教えます。

 

əの発音

冠詞のa、the、and、aboutなどの「ア」に使われます。

 

やり方

この発音は、日本語の「あ”」や「え”」にかなり近いです。この音を意識してください。

 

 ɜの発音

やり方

この発音は先ほどのəの発音を伸ばしたものです。だから「あ”-」あるいは「え”-」にかなり近いです。

 

 æの発音

apple、that、catの「ア」の発音に使われます。

 

やり方

日本語の「なんでやねん」の「でや」、あるいは「てやんでい」の「てや」の部分がかなり近いです。

 

「なんでやねん」の「でや」の部分だけ、もう一度発音し、今度は「えあ」と母音の部分だけ発音してください。それがæの発音です。

 

逆に「なんでやねん」の「でや」を本来の日本語の「あ」の発音にすれば、優雅で上品な発音になってしまうことに気づくでしょう。

 

ɒの発音

hot、dog、podなどに使われます。

 

やり方

まず、「さしすせそ」と言ってください。その時の「そ」の発音がɒの発音に近いです。日本語の「お」よりも少し音階が高い音がɒの発音です。

 

あるいは、「ソーダ」の「そ」もこれに近いです。

 

「そ」と発音し、次はそれを母音のみで発音をするなどの練習をし、自分のものにしてください。

 

ʌの発音

cup、but、luckyなどに使われます。

 

やり方

「ピカチュウ」の「カ」はこの発音にかなり近いです。この発音は、日本語の「あ」とほぼ同じという意見もありますが、僕は「ピカチュウ」のほうがより近いと思います。

 

「ピカチュウ」が分からない人は、ngの発音で紹介した「案外」の「あ」の音に近いと覚えてください。

 

少し音階を高くして「あ」と発音する感じですね。

 

 発音はみんな間違える

 今回は発音が苦手、発音があいまいな人向けに書きました。

 

日本人の中には発音が適当でもいいという意見もありますが、僕はそう思いません。

 

その昔、僕がカザフスタン出身の女性と英語で話したとき、その人が話の中でこんなことを言ってきました。

 

「グリル、グリル」

 

「?」と僕は思いました。一瞬、英単語の「grill」じゃないかと思いましたが、文脈に合いません。

 

そこで、文脈からその単語を推測してみると、これだとすぐ気づきました。

 

GIRL(ガール)

 

これをアルファベットの順番で読めば、確かに「ギィルル」と読めるので、僕はそれが「グリル」と聞こえたのです。

 

これは明らかな発音の間違いだ。こんなのネイティブも理解しない。

 

そこで、僕はできるだけ正しい発音で「・・・ガール?」と聞き返したのです。

 

すると、その女性はすぐに再び「グリル、グリル」と僕に返したのです。

 

けど、日本人はこのカザフスタン女性を笑えません。これに近いレベルの発音間違いをすることがあります。

 

さらに発音を良くしたいなら

今回紹介したのは、英語の発音の一部だけなので、よりネイティブみたいな発音を目指したいなら、専用のトレーニングコースを学ぶのが一番良いと思います。

 

もしも、できるだけ安く学びたいなら例えばこのような書籍をチェックしてみるのもありです。

 

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

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ただ、僕自身は発音はDMM英会話の教材を使って、オンライン英会話で学びました。

発音用教材 - オンライン英会話ならDMM英会話

 

こちらの教材で英語圏の人とレッスンするのが一番でしょう。

 

 

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