イギリス訛りとアメリカ訛り
この記事はあくまでTOEICで役立ってほしいと思って書いたものであり、決してアメリカ人とイギリス人を馬鹿にしたり、どちらが良いかとか論ずるものではありません。
また、この記事を読めば、何となくイギリス訛りの英語とアメリカ訛りの英語のモノマネもできるようになると思います。
ただ、それをネイティブの目の前で披露するのはやめたほうがいいでしょう。アメリカ人全員がアメリカ訛りなわけじゃないからです。
あくまでTOEICというアジアで行っているテスト対策のための記事ということを忘れないようにしてください。
また、これは僕の独断と偏見があることも考慮してください。
アメリカ英語の特徴
それでは、まずアメリカ英語の特徴を考察します。
①母音を少しにごらして喋る
アメリカの母音は基本的に母音を少しにごらせて話します。「アイウエオ」があった場合、実際は「ア” イ” ウ” エ” オ”」と言いがちです。
特に、「ア」と「エ」と「オ」は、ほぼにごして話しています。
I have a pen.(アイ ハヴァ ペン)
だと、大体
「ア”イ ハヴァ” ぺェ”ン」みたいになります。かなり大げさに書いていますが。
②子音を強調して話す
イギリス英語と比べると子音をはっきり言ってくれます。特にRの発音はかなり強調して言います。
Are you all right?(アー ユー オール ライト)
だと
「ア”ーゥ ユー オ”ール ゥラ”イト」
みたいになりがちです。
③tをdと発音するときがある
アメリカ人はwaterを「ウォーター」と発音してくれません。「ウォ”ーダー」と発音することが多いです。letterも「レター」じゃなくて「レダー」です。
アメリカ英語の聞きにくい点
子音をはっきり言ってくれるのはありがたいのですが、母音が濁っているので聞きにくい時があります。
リスニングに慣れていないと、「ア”」「エ”」「オ”」はどれも同じ音にしか聞こえないでしょう。
最悪の場合、ゆっくり喋ってくれてるのに、たった一単語だけ言ってるのに、日本人は何を言っているか分からない時さえあるかもしれません。
対策としては、リスニングの際、上記で指摘した特徴を意識しながら聞くしかないでしょう。
そして、音読・シャドーイングで慣れましょう。
イギリス英語の特徴
続いて、イギリス英語の特徴を上げます。
①母音はそのまま発音する
アメリカと違ってイギリスの場合、母音を素直にそのまま発音してくれることが多いです。にごりはないです。
waterは「ウォーター」と発音します。
その点はありがたいですよね。
だから、イギリス英語はめっちゃ聞きやすい。
と思ったら大間違いです。
②母音を強調しすぎて子音が小さい
イギリス英語の特徴は、逆に母音をはっきり言おうとして、子音の発音がおまけみたいになってしまうことにあります。
イギリス英語は、母音主導で喋ってると言ってもいいくらいです。
例えば、
I have a pen.
も
I have a pen.
と母音を強調して話します。
そのため、リスニングに慣れていないと子音の音を聞き逃がすことが多いです。
ただし、ゆっくり話してくれさえすれば、意外と何を言っているのかは分かることが多いです。
イギリス英語では、「can't」は「カント」と発音しますが、これも母音をはっきり発音するためにこのような発音になっていると考えられます。
どちらの訛りが聞きやすい?
どちらも聞きやすい部分もあれば、聞きにくい部分もあります。TOEICはどちらの訛りも出るので、どちらも対策するしかないでしょう。
アメリカ英語を聞くときは、子音を追うように聞けば意外と理解できるときがあります。
イギリス英語を聞くときは、母音を追うように聞けば分かるときがあります。
しかし、練習はかならず必要でしょう。
どちらの英語がマネしやすい?
僕はイギリス英語のほうがマネしやすいと思います。日本語は、必ず子音+母音で発音する言語なので、母音を強調するイギリス英語は比較的マネしやすいと考えています。
逆にアメリカ英語は子音を強調する上、母音もにごすので、かなり訓練しないといけません。
ただ、日本人の場合、現実的にはどちらのアクセントでもないしゃべり方が一番話しやすそうな気がします。
その他の訛り
TOEICでは、以下の順番で聞きやすいです。
①カナダ英語
カナダは良い意味で、アメリカ英語とイギリス英語の影響を受けており、子音をはっきり言ってくれると同時に母音もクリアーに発音してくれます。
②アメリカ英語
こちらは洋画とかで慣れているので、聞きやすく感じることが多いでしょう。
③イギリス英語
難しく感じると思います。
④オーストラリア英語
オーストラリア英語は失礼ですが、悪い意味でアメリカ英語とイギリス英語の特徴を持ち合わせており、母音もにごすときもあれば、子音もはっきり言ってくれない時があります。特にRの発音は実質「ア」しか言わない時もあり、かなりの慣れが必要です。
参考になりましたでしょうか。
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